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第9回 コーワーキングスペース利用の3つのベネフィット/イノベーションフォレスト(イノベーションの森)

日本情報マート

2019.07.23

 皆さま、こんにちは。いつも私のコラム「イノベーションフォレスト」を読んでくださり、SNSでシェアしていただき、愛りがとうございます(愛+ありがとう)。また、最近スタートした「イノベーションフィロソフィー」という新企画では、起業家をはじめ、イノベーションを起こしている方々と対談をさせていただいております。ぜひそちらもご拝読くださいませ。

 さて、世界一のイノベーションの聖地であるシリコンバレーや世界中の大都市だけではなく、アントレプレナー・エコシステム(EE)が、エンジニアが多い地域にも急速な勢いでできてきています。日本でも急展開しているWeWorkなどのコーワーキングスペースは、世界中にも同じようにたくさんできており、そこには、フリーランスやスタートアップだけではなく、大企業のオープンイノベーション担当者、新規事業開発者の方々も入居しています。

 特にサンフランシスコやシリコンバレーなどのコーワーキングスペースなどを訪れると、世界のビッグフォーなどの公認会計事務所や、著名ベンチャーキャピタルファームなども入居しています。日本人から見ればあり得ない環境で世界の人々が働いていると、カルチャーショックを受けるかもしれません。また、そこでは、ライバルと思っていた企業の社員たちが同じ食堂でランチをしていたりします。

 コーワーキングスペースで働くベネフィットは、私が考えるに3つあります(まだまだたくさんあると思いますが、今日は3つ書かせていただきます)。

1 自分と違う会社や業種の方々と知り合える可能性が高まる

 通常の会社員なら、自分の家と会社の往復になり、決まった人としか仕事をしないことが多いでしょう。しかし、コーワーキングスペースで働いていれば、自由に出入りが可能なところも多いため、知らない人と出会える可能性が高まります。

 実際に、コーワーキング(一緒に働く)までいかなくても、カフェスペースや休憩室などで、こちらから思い切って話しかけてみれば、違う会社の人とも知り合えるでしょう。ぜひ、自分からご挨拶してみてはいかがでしょうか。すぐにビジネスにつながるかどうかを考えるよりも、一言ご挨拶をしたら、まずは新たな出会いを楽しみましょう。この出会いが、いつかあなたの人生を変えるかもしれません。すてきな出会いがあることを願っております。

2 自分が普段行くイベント以外のイベントに参加できる

 通常なら自分の仕事と関係があるイベントや学会しか参加しないと思います。しかし、コーワーキングスペースでは、毎日のように誰かがイベントを主催しているので、Facebookのイベントページなどで行きたいイベントをチェックしていなくても、急にその場で、面白いイベントに出会えて参加できる可能性が高まります。

 私がco-chapter directorを務めるStartup Grind Tokyoも、渋谷のPlug and Playで毎月イベントを開催しています。自分が普段行かないイベントに参加して、新しい刺激や出会いを得ることは、ビジネスだけではなく、人生にとっても新しいインスピレーションになると思います。

3 イノベーションを起こす仲間ができる

 新しもの好きや、言ってみれば社内では変わり者と思われている存在の方々が、コーワーキングスペースに入居したり、イベントに来ていたりします。何かやらかしてみたい、世界を変えたいなど熱く高い志を持っている方もいらっしゃるでしょう。そのような方々と交流することで、同じ志を持つ仲間を見つけることができるかもしれません。

 以前、テキサスのCapital Factoryという巨大インキュベーターの中にあるコーワーキングスペースを見学させていただいたときに、床に、某大手の飛行機会社やIT企業のロゴがありました。壁にはオバマ前大統領がそこを訪れた写真とサインがありました。

 今、日本でも起業家の応援を投資家、弁護士、会計士だけではなく、政治家も行ってくださる状況になってきてうれしい限りですし、コーワーキングスペースに行けば、日本を良くするイノベーションを起こしたい人々が増えてきていると感じています。それが世界をより良くすることにもつながると思います。

 皆さまと世界のどこかで、また日本のコーワーキングスペースでお会いできることを楽しみにしております。

 いつも愛りがとうございます。森若幸次郎ことジョンがお届けいたしました。

以上

※上記内容は、本文中に特別な断りがない限り、2019年7月23日時点のものであり、将来変更される可能性があります。

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森若幸次郎 / John Kojiro Moriwaka
イノベーションプロバイダー、ファミリービジネス二代目経営者、起業家、講演家、コラムニスト

山口県下関市生まれ。19歳から7年半単身オーストラリア在住後、家業の医療・福祉・介護イノベーションを目指す株式会社モリワカの専務取締役に就任。その後、ハーバードビジネススクールにてリーダーシップとイノベーションを学ぶ。約6年間シリコンバレーと日本を行き来し、株式会社シリコンバレーベンチャーズを創業。近年はNextシリコンバレー(イスラエル、インド、フランスなど)のエコシステムのキープレーヤーとのパートナーシップと英語での高い交渉力を活かし、スタートアップ支援やマッチングを行う。「日本各地でのイノベーション・エコシステムの構築方法」や「どのように海外スタートアップと協業しオープンイノベーションを起こすか」を大企業、銀行、大学などで講演、病院ではリーダーシップセミナーを行う。国内外アクセラレーター支援、スタートアップイベント運営、ピッチ指導(英語・日本語)等も行う。

株式会社シリコンバレーベンチャーズ代表取締役社長 (兼) CEO
株式会社モリワカ専務取締役(兼)CIO
情報経営イノベーション専門職大学 客員教授
MIB Myanmar Institute of Business 客員教授
Startup GRIND Fukuoka ディレクター

著書「ハーバードのエリートは、なぜプレッシャーに強いのか?」

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