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株式会社ハッシャダイの「ヤンキーインターン」/杉浦佳浩の岡目八目リポート

日本情報マート

2018.08.27

 年間1000人以上の経営者と会い、人と人とのご縁をつなぐ代表世話人 杉浦佳浩氏。ベンチャーの目利きである杉浦氏が、今回紹介する面白い会社は株式会社ハッシャダイです。

 株式会社ハッシャダイのメーンサービスは「ヤンキーインターン」。自分の考えが固まりきらず、“就社”がゴールになっている人も多い中、たった一度の人生を大切にして、流されず、自立感を持って社会に出ていく若者を支援するサービスです。

 同社の概要や、「ヤンキーインターン」に参加する若者を相手に講演して気付いた、ビジネスで本当に大切なことをまとめます。

1 株式会社ハッシャダイとのご縁

 株式会社ハッシャダイのことは、私の20代の友人が同社に転職したことをきっかけに知りました。その友人は学生時代に同社でインターンとして活躍し、卒業後は別の会社で社会人生活をスタートしました。しかし、転職という形で同社に戻る道を選びました。

 友人から株式会社ハッシャダイの事業概要を聞きながらホームページを見ると、そのインパクトに驚きます。まずは【Choose your Life】の文言から伝わる勢い、そして、画面右下に表示される「ヤンキーインターンに参加の方はこちらから!」というのも面白いです。

2 ヤンキーインターンの概要。そして株式会社ハッシャダイの理念とは?

1)若者の費用は負担なし

 株式会社ハッシャダイのビジネスモデルについて詳しく見ていきましょう。「ヤンキーインターン」という響きから、なにか面白いことに出合えそうな予感しかありませんでしたが、詳細を聞くとさらにビックリします。まず、「ヤンキーインターン」の概要は次の通りです。

  • 対象は、中高卒の18~24歳で東京以外在住限定
  • 充実した座学と実践のカリキュラム
  • 参加無料

 現在のところ、カリキュラムは6カ月のビジネスコースと、3カ月のハッカーコースの2つがあります。ここに二十数名が集っています(2018年7月現在)。地元を離れることで、今までの人生と全く違った人たちに出会い、大都会東京で濃密なビジネスに没頭する。しかも家賃、食費も負担してもらえ、(提携先企業での)仕事もある。地方の中卒・高卒の若者に、費用を負担させずに社会参加の機会を提供しているのが、株式会社ハッシャダイです。

 「ヤンキーインターン」の提携先企業において若者たちが活動し、成果を出すことで株式会社ハッシャダイは収益を上げています。インターン終了後の就職や起業については副次的なものであり、このポイントでの収益化にはとらわれず、対象となる若者の自立にフォーカスしているのです。

2)仕事を楽しむ社会の実現

 株式会社ハッシャダイのホームページには、「私たちが目指す世界とはハッシャダイが不要な世界です」という同社代表のメッセージが書かれています。非大卒に光が当たる時代。それが実現すれば、自分たちは不要となり、その時には解散する覚悟が感じられます。逆にいえば、そうなるまでは、“発射台”が必要であるというメッセージでもあるのでしょう。

2018年8月17日時点の株式会社ハッシャダイのホームページです。

 仕事を仕事として変に区別するのではなく、大切な人生の一部として捉える。そしてヤリガイや楽しみを得るために仕事ができる人々を増やす。そうした理想を掲げて事業を行っているのだと感じられ、私も強く共感します。

3 講演を通じて感じた若者たちの熱くて真っ直ぐな思い

 冒頭で紹介した友人から講演を依頼された私は、若者たちのエネルギーを感じたかったこともあり、二つ返事で講演を引き受けました。そして私は、ほどなく「ヤンキーインターン」に参加する若者たちと向き合うことになったのです。

 講演の内容は、「私は人生でどのような選択をしてきたのか。どのような出会いが人生に影響を及ぼしてきたのか。仕事観、人生観等々」です。これらについて、私は“素”の状態で包み隠さずにお話ししました。 当日、私の入室を若者たちの大きく元気な声、声、声のアイサツが迎えてくれました。2時間対話をさせていただきましたが、元気と迫力が半端ではありませんでした。

 以前から大学生の皆さんといくども対話する機会がありましたが、全員が私の目を見て頷き、積極的に質問してもらえることは珍しいものです。本当に皆さんからエネルギーをいただきました。少し、社会に背を向けているのかなと感じる若者もいましたが、それはそれで逆に生命力の強さを感じ、これから社会を変えていくのではと期待が込み上げてきました。将来が本当に楽しみです。

株式会社ハッシャダイのハッシャダイポーズの画像です

4 自分の人生への気付きが得られた

 講演を通じて、私が何かを教えるというよりも、自分の人生を振り返る良い機会を得た感覚でした。私自身、中学生の頃から「大したことは何もないなぁ」と感じることがありましたが、その都度、一定の「選択」をしてきたからこそ今に至るのだと再認識しました。

 講演後にいただいた感想文の中に、『今日の講演会で僕は、学歴もなく、知識もなく、根拠のない自信だけはありました。ですが、方向性が定まっておらず何からすれば良いのかわからないままだったのですが、色んなことに触れて、色んな知見を広げていくことの大事さを学びました』といったものがありました。この感想文を読み、私自身も「チャレンジ」や「経験」の大切さに改めて気付かされました。また、この他にもたくさんの熱い思いのこもった感想文をいただき、読んでいると自然に涙が出ました。

「人生いつでもこう思ったときがスタート」

 そう気付けた株式会社ハッシャダイでした。

株式会社ハッシャダイ感想文1
株式会社ハッシャダイ感想文2

以上

※上記内容は、本文中に特別な断りがない限り、2018年8月27日時点のものであり、将来変更される可能性があります。

※上記内容は、株式会社日本情報マートまたは執筆者が作成したものであり、りそな銀行の見解を示しているものではございません。上記内容に関するお問い合わせなどは、お手数ですが下記の電子メールアドレスあてにご連絡をお願いいたします。

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杉浦佳浩 (すぎうら・よしひろ)
代表世話人株式会社代表
三洋証券株式会社入社(昭和62年)。鹿児島支店にて勤務。地元中小企業、個人富裕層の開拓を実施。 日経平均最高値の2カ月前に退職。次に日本一給与が高いと噂の某電機メーカーに転職。埼玉県浦和(当時)にて、大手自動車メーカー、菓子メーカー、 部品メーカー等の主力工場を担当。 退職時は、職場全員から胴上げ。そして、某保険会社に二十数年勤務後、平成26年末に退社。在社中は、営業職、マネジメント職を経験して、リテール営業推進、若手人財育成を中心に担当していた。 社外の活動も活発に行っていた。平成27年1月1日、代表世話人株式会社を設立。
同社代表取締役に就任。世話人業をスタート。年間1000人以上の経営者と出会い、縁をつなげている。

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